2025-11

乃上あつこ

No.680/2025年11月10日【なめらか】 朴落葉ふみしめ思うなめらかに好きと言い合えるまでの月日を

朴落葉ふみしめ思うなめらかに好きと言い合えるまでの月日を 「好き」というのは自分から何度も言っ...
加古陽

No.679/2025年11月9日【かつて・肌】 牛たちの死の後としてなめらかな(かつて肌だった)革の手袋

牛たちの死の後としてなめらかな(かつて肌だった)革の手袋 「皮」と「肌」は、何が違うのか。久永...
久永草太

No.678/2025年11月8日【肌】 スキン・オブ・チキンと訳し食わせおりかつて鳥肌だった鳥皮

スキン・オブ・チキンと訳し食わせおりかつて鳥肌だった鳥皮 ずいぶん前だけれど、スペインから来た...
乃上あつこ

No.677/2025年11月7日【像】 身のうちに歌は響けり裸婦像の滑らかな肌にしたたる雨の

身のうちに歌は響けり裸婦像の滑らかな肌にしたたる雨の 雨は降り落ちた先のものを濡らし、雫の音を...
伊藤一彦

No.676/2025年11月6日【日】 崩れたるジェンガのごとき若き日の残像シアンのかなたに見ゆる

崩れたるジェンガのごとき若き日の残像シアンのかなたに見ゆる 一昨日は私の母校の宮崎大宮高校に講...
久永草太

No.675/2025年11月5日【枇杷】 半年の雨たくわえてこの枇杷の花も実となる母の日の頃

半年の雨たくわえてこの枇杷の花も実となる母の日の頃 小学生の頃のとある母の日、そのことをすっか...
乃上あつこ

No.674/2025年11月4日【以下】 ポップコーン弾けるように咲く枇杷の花ばな以下は内緒の話

ポップコーン弾けるように咲く枇杷の花ばな以下は内緒の話 枇杷の花が咲き始める時期となった。茶色...
伊藤一彦

No.673/2025年11月3日【汚】 蚤(のみ)以下か人に役立たずみづからをおのれ汚なしと責めし葉桜

蚤のみ以下か人に役立たずみづからをおのれ汚なしと責めし葉桜 今日は宮崎県美郷町の小野葉桜短歌大...
加古陽

No.672/2025年11月2日【シンク】 しろがねの大きなシンクが胸にある汚れちまったらただ流すだけ

しろがねの大きなシンクが胸にある汚れちまったらただ流すだけ 伊藤さんにならって「シンク」を多義...
伊藤一彦

No.671/2025年11月1日【紅葉】 青春は「青」の字なれど真実は紅葉のしんく 少女の自死増ゆ

青春は「青」の字なれど真実は紅葉のしんく 少女の自死増ゆ 厚生省が最近発表した「自殺対策白書」...
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