No.671/2025年11月1日【紅葉】 青春は「青」の字なれど真実は紅葉のしんく 少女の自死増ゆ

伊藤一彦

厚生省が最近発表した「自殺対策白書」によると、全世代では減少傾向なのに、中高生の自殺はふえているという。そして、中高生でもこれまで少なかった女子の増加が顕著という。背景としてSNSの広がりが考えられるという。SNSによて追い込まれての自殺である。 歌の「しんく」は血の色の「深紅」「真紅」であると同時に「辛苦」のつもりである。

作者/伊藤一彦(いとうかずひこ)

1943年、宮崎市生まれ。「心の花」会員。「現代短歌 南の会」代表。若山牧水記念文学館長。読売文学賞、寺山修司短歌賞、迢空賞、斎藤茂吉短歌文学賞など受賞多数。

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