伊藤一彦が詠んだ短歌

No.647/2025年10月8日【日】 「日」の文字の地名人名おほけれど「月」の字の地名人名少なき日向
「日」の文字の地名人名おほけれど「月」の字の地名人名少なき日向
乃上さんの「二十三夜」の地名、...

No.641/2025年10月2日【空】 わが夢を浄め高めるラピスラズリ小にして大なる万華鏡の空
わが夢を浄め高めるラピスラズリ小にして大なる万華鏡の空
このほど私は県民栄誉賞という賞を思いが...

No.639/2025年9月30日【猫】 運転する草太試しし猫じつは神なりこよひまた人試しゐん
運転する草太試しし猫じつは神なりこよひまた人試しゐん
この猫が神でなくてなんだろう。草太さんは...

No.636/2025年9月27日【ムス・ムスクルス】 万物を産(む)す力もつ産霊(むすひ)なりムス・ムスクルスもそのいとし子ぞ
万物を産むす力もつ産霊むすひなりムス・ムスクルスもそのいとし子ぞ
ムス・ムスクルスという可愛ら...

No.633/2025年9月24日【鱗粉】 あまりにもつつましき恋やめたまへ鱗粉などは吹きとばすべし
あまりにもつつましき恋やめたまへ鱗粉などは吹きとばすべし
久永さんの恋の歌を詠んで、あまりのつ...

No.627/2025年9月18日【酔】 酔ふかなし酔はぬもかなし火の粉舞ふ生を鎮めて盃をとる
酔ふかなし酔はぬもかなし火の粉舞ふ生を鎮めて盃をとる
久永さんが書いているように昨日は若山牧水...

No.624/2025年9月15日【月】 幼な子の書きたるまるは何だらうきつと月だよ燦さんと照れ
幼な子の書きたるまるは何だらうきつと月だよ燦さんと照れ
佐藤さんは詩人でもあるからご存じかもし...

No.621/2025年9月12日【赦され】 八十二まで生きるを赦されて八二(やに)さがるなよ月が笑ふぞ
八十二まで生きるを赦されて八二やにさがるなよ月が笑ふぞ
ヤニサガルという言い方はこのごろあまり...

No.618/2025年9月9日【首】 首といふ誌名望みて図りしが女人は打ち首となしけり
首といふ誌名望みて図りしが女人は打ち首となしけり
「現代短歌・南の会」の会誌を発行することにな...

No.615/2025年9月6日【さびしさ】 質も量も想像つかぬ牧水のさびしさ酒の深きに知るも
質も量も想像つかぬ牧水のさびしさ酒の深きに知るも
先日の宮崎大学の公開講座での牧水についての議...