伊藤一彦が詠んだ短歌
No.169/2024年6月17日【みがく】 身口意(しんくい)をみがくわかもの畏るべし六月の露華(ろくわ)すずしく光る
身口意しんくいをみがくわかもの畏るべし六月の露華ろくわすずしく光る
さすが清潔なろかさんです。...
No.166/2024年6月14日【円形脱毛】 今もある 猛獣に人を襲はせし円形脱毛のごとき円形劇場(コロセウム)
今もある 猛獣に人を襲はせし円形脱毛のごとき円形劇場コロセウム
同じ職場の後輩も、あつこさんも...
No.163/2024年6月11日【薄】 薄いろのきぬをまとへるゆふぞらの更衣たのしも滅紫(けしむらさき)に
薄いろのきぬをまとへるゆふぞらの更衣たのしも滅紫けしむらさきに
「薄」の語のついた色の言葉は少...
No.160/2024年6月8日【かぼちゃ】 いっちゃがという日向弁 色黒き日向かぼちゃが言うとき色気
いっちゃがという日向弁 色黒き日向かぼちゃが言うとき色気
あつこさんの「瓜」の一語をつんで生か...
No.157/2024年6月5日【メールアドレス】 ケイタイの番号もメールアドレスもいくつももつ人 戒名はいくつ
ケイタイの番号もメールアドレスもいくつももつ人 戒名はいくつ
ケイタイを二つ以上もっている人が...
No.152/2024年5月31日【足裏】 全身を支へくれてる足裏の神はもの踏むときにも優し
全身を支へくれてる足裏の神はもの踏むときにも優し
足裏は人間の全体重を支え、体のバランスを整え...
No.149/2024年5月28日【掃除機】 掃除機も「機」なら飛行機も「機」なりこの空の広さほどの「機」の広さ
掃除機も「機」なら飛行機も「機」なりこの空の広さほどの「機」の広さ
5月中旬から飛行機の移動が...
No.146/2024年5月25日【草】 草太とはよき名前かな草に学ぶ青人草のいのちなれかし
草太とはよき名前かな草に学ぶ青人草のいのちなれかし
草は助け合って生きている。そして、他の生き...
No.143/2024年5月22日【眼】 にんげんを知らぬ無数の波の眼のかがやくかなた 沖つ鳥ゐる
にんげんを知らぬ無数の波の眼のかがやくかなた 沖つ鳥ゐる
動物はほとんど眼をもっている。植物も...
No.137/2024年5月16日【島】 わだなかに日の照れる島 海のシマいや陸(をか)のシマいや天(あめ)のシマ
わだなかに日の照れる島 海のシマいや陸をかのシマいや天あめのシマ
島の語は通常の意味の他に、林...