埋葬後のパレードの曲だったのだ When the Saints Go Marching
私の高校時代、1960年ごろだが、ルイ・アームストロングを大好きで聞いていた。トランペットはすばらしかったし、ボーカルも独特のだみ声が魅力だった。ジャズの巨星なのにサッチモおじさんの親しみやすい名前も格別だった。「聖者が街にやってくる」は明るくにぎやかだが、じつは葬儀の埋葬後に天国行を祝う曲だとのちに知った。スピリチュアルな歌だったのだ。久永さんの頃には替え歌ができていたのは知らなかった。乃上さんや菅原さんはどうですか。
作者/伊藤一彦(いとうかずひこ)

1943年、宮崎市生まれ。「心の花」会員。「現代短歌 南の会」代表。若山牧水記念文学館長。読売文学賞、寺山修司短歌賞、迢空賞、斎藤茂吉短歌文学賞など受賞多数。
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