特別ゲスト

小島ゆかり

No.455/2025年3月30日【アルプス】 新じやがにアルプスの塩もうゐないちちははのためわたしは食べる

新じやがにアルプスの塩もうゐないちちははのためわたしは食べる 1月の終わりに母を亡くした。父も...
小島ゆかり

No.434/2025年3月9日【ここ】 ここ過(よ)ぎる鶺鴒そこにゐる雀いまあそこから飛び立つ鴉

ここ過よぎる鶺鴒そこにゐる雀いまあそこから飛び立つ鴉 つめたい小雨が降ったかと思うと、急に陽が...
小島ゆかり

No.427/2025年3月2日【誰】 ロシアへと連れ去られたる20000人ひとり残らず誰かの子ども

ロシアへと連れ去られたる20000人ひとり残らず誰かの子ども ある日とつぜん力ずくでロシアへ連...
小島ゆかり

No.420/2025年2月23日【箱】 早春のそら晴れわたりまたしても大きすぎるAmazonの箱

早春のそら晴れわたりまたしても大きすぎるAmazonの箱 文庫本を3冊買っただけなのに、またし...
小島ゆかり

No.413/2025年2月16日【息】 ふくりふくりうごくお腹(なか)で古猫の息を確かめまたねむる夜半

ふくりふくりうごくお腹なかで古猫の息を確かめまたねむる夜半 もうすぐ20歳になるたますけは、猫...
おしらせ

いちごつみ12月の短歌ふりかえり

大寒波がきていますね。なによりパソコンのキーボードが冷たくて、編集がややつらいです。これ以上つめたくしないで…… ...
今日の短歌

No.329/2024年11月24日【朝】 瑕(きず)のない朝の光が射している もう川に立つ鷺のあたまに

瑕きずのない朝の光が射している もう川に立つ鷺のあたまに 地球温暖化は、ある限界を超えると、も...
吉川宏志

No.322/2024年11月17日【牙】 かつて牙なりし尖りを指に撫づ 卑弥呼もここで糸を切りしや

かつて牙なりし尖りを指に撫づ 卑弥呼もここで糸を切りしや 更科功の『絶滅の人類史』を読む。類人...
吉川宏志

No.315/2024年11月10日【柱】 人柱ありし世を思いわが家近く暮らしし尹東柱(ユンドンジュ)をおもいおり

人柱ありし世を思いわが家近く暮らしし尹東柱(ユンドンジュ)をおもいおり 尹東柱は治安維持法によ...
吉川宏志

No.308/2024年11月3日【銀】 百年なんてちょろいものよとあおぞらに呑まれながらに大銀杏(おおいちょう)立つ

百年なんてちょろいものよとあおぞらに呑まれながらに大銀杏おおいちょう立つ 先日、宮崎市に帰った...
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