No.497/2025年5月11日【訪ね来・長】 訪ね来て契りを迫るいくたりかチャイムをけふも長く鳴らして

今日の短歌

新聞、ウォーターサーバー、放送、ガス、電気、さまざまな訪問販売がある。元気があれば応じるが、そうでないことの方が多い。昨日の酒が残っている。出かけなくてはならない。突然訪ねて来た人の相手をするのにちょうどよい隙などそうないのである。関係ないが、「郵便配達は二度ベルを鳴らす」という映画を一度は見たいと思っている。郵便配達は登場しないらしい。「秋刀魚の味」に出てこない秋刀魚みたいだ。

作者/山下翔(やましたしょう)

1990年、長崎県生まれ。福岡市在住。「やまなみ」所属、「ざんぼあ」編集同人。2007年ごろ、短歌を始める。歌集に『温泉』『meal』。現在、長崎新聞に「ぶらぶら短歌日記」連載中。

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