ひさかたの上弦の月ふた月の一会かさねし縁は切れず
私のゲスト参加は、今回が最終回。この楽しい歌遊びが終わると思うと名残惜しく、しばらくは「いちごつみロス」で寂しくなりそうだ。伊藤一彦さん、乃上あつこさん、久永草太さんがそれぞれ「加古陽」の名を入れて詠んでくださったお返しに、私も最後にお三方の「一」「上」「ひさ」を入れて詠んでみた。2カ月間、ありがとうございました!
作者/加古陽(かこよう)

1962年、愛知県生まれ。「心の花」「微文積文」会員。東京新聞編集委員。第54回角川短歌賞次席。歌集『夜明けのニュースデスク』(前川佐美雄賞・筑紫歌壇賞)。歌書『一首のものがたり』(日本歌人クラブ評論賞)

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