今日の短歌

乃上あつこ

No.664/2025年10月25日【すみゆき】 晩秋の空すみゆきて富士の上(え)に王冠のごとき雪降りつもる

晩秋の空すみゆきて富士の上えに王冠のごとき雪降りつもる 一昨日、富士山の初冠雪が観測された。去...
久永草太

No.663/2025年10月24日【さする】 「頑張っているね」と言わる背をさする声だと思う志垣澄幸

「頑張っているね」と言わる背をさする声だと思う志垣澄幸 志垣澄幸さんが現代短歌大賞を獲られたと...
伊藤一彦

No.662/2025年10月23日【恋】 恋ごころ秘めたる人を月影は腫れものさするやうに照らせり

恋ごころ秘めたる人を月影は腫れものさするやうに照らせり 今年も「老いて歌おう」の選歌をいまして...
乃上あつこ

No.661/2025年10月22日【恋・愛】 れんれんと恋バナ聞きてあいあいと聞き流しおり じき冬が来る

れんれんと恋バナ聞きてあいあいと聞き流しおり じき冬が来る 「おめでとう」という言葉は、恋愛関...
久永草太

No.660/2025年10月21日【相談】 する相手間違ってると思うけど続けて欲しい恋愛相談

する相手間違ってると思うけど続けて欲しい恋愛相談 本当に間違っている。全く何のアドバイスも浮か...
伊藤一彦

No.659/2025年10月20日【短歌】 AIに相談するか短歌より人が地球が先にほろぶこと

AIに相談するか短歌より人が地球が先にほろぶこと 加古さんの心配、よくわかります。わかりつつ、...
加古陽

No.658/2025年10月19日【晩年】 短歌千三百年の晩年は今かも鱗雲の暮れゆく

短歌千三百年の晩年は今かも鱗雲の暮れゆく 明治以降、何度か「短歌滅亡論」が語られたが、それでも...
久永草太

No.657/2025年10月18日【晩年】 裏庭のツユクサ刈りて刈り残す一年草はつねに晩年

裏庭のツユクサ刈りて刈り残す一年草はつねに晩年 野棒図の伸び放題の野っ原と化していた裏庭のツユ...
伊藤一彦

No.656/2025年10月17日【犀・秋】 「きのふ いらつしつてください」晩年の犀星の詩の香りたつ秋

「きのふ いらつしつてください」晩年の犀星の詩の香りたつ秋 室生犀星の70歳の時の詩集『昨日い...
乃上あつこ

No.655/2025年10月16日【金】 キンと鳴るティンシャのように香りたち金木犀はここにある秋

キンと鳴るティンシャのように香りたち金木犀はここにある秋 昨日の歌によって、夕焼けが玉子ふりか...
タイトルとURLをコピーしました