伊藤一彦

伊藤一彦

No.466/2025年4月10日【過ぎない】 うみやまの泡に過ぎない人間の深き愛憎かなしかりけり

うみやまの泡に過ぎない人間の深き愛憎かなしかりけり 若山牧水はことし生誕140年を迎える。いま...
伊藤一彦

No.463/2025年4月7日【飲・ばや】 気に入りのぐい飲みと酒たづさへてたづね桜の花と酌まばや

気に入りのぐい飲みと酒たづさへてたづね桜の花と酌まばや 健康そのものに見える山下さんなので、び...
伊藤一彦

No.460/2025年4月4日【あたたかい】 あたたかい「おばあちゃん」の笑ひなり老婆は一日にしてならず

あたたかい「おばあちゃん」の笑ひなり老婆は一日にしてならず 先週土曜日の朝日新聞の「フロントラ...
伊藤一彦

No.457/2025年4月1日【ずる】 狡(ずる)しない若きに恋ができるのか老いの寝覚めに心配しをり

狡ずるしない若きに恋ができるのか老いの寝覚めに心配しをり 今日から4月。自然界がそうであるよう...
伊藤一彦

No.454/2025年3月29日【壱岐】 海囲む壱岐は意気の島 島民の一割超がアルプススタンドに

海囲む壱岐は意気の島 島民の一割超がアルプススタンドに 今年のセンバツに21世紀枠で壱岐高校が...
伊藤一彦

No.451/2025年3月26日【帰】 帰りたるふるさとこそを異土として生きよと空がわれに命じる

帰りたるふるさとこそを異土として生きよと空がわれに命じる 坂井修一氏が『短歌』に連載している「...
伊藤一彦

No.445/2025年3月20日【茄子】 長身の佐土原茄子を手にとりて作り手の身を想ひたのしむ

長身の佐土原茄子を手にとりて作り手の身を想ひたのしむ 佐土原ナスとは宮崎の伝統野菜である。一度...
伊藤一彦

No.442/2025年3月17日【胸に】 それぞれが胸に秘めもつ色のよしたとへばはるかなる虹の色

それぞれが胸に秘めもつ色のよしたとへばはるかなる虹の色 空にかかる美しい虹が虫偏の漢字なのを、...
伊藤一彦

No.439/2025年3月14日【いちいち】 ダレヤミをまさかいちいちとは思ふまい要はこころの持ち方しだい

ダレヤミをまさかいちいちとは思ふまい要はこころの持ち方しだい 宮崎弁でダレヤミは晩酌を意味する...
伊藤一彦

No.436/2025年3月11日【つゆも】 十三年半かけつゆもとりだせぬデブリ一体どうなる廃炉

十三年半かけつゆもとりだせぬデブリ一体どうなる廃炉 東日本大震災から一四年である。東電福島第一...
タイトルとURLをコピーしました