No.724/2025年12月24日【羨】 生ハムを削ぎて口へと放り込む我の一直線を羨やめ

久永草太

同棲をはじめました。生ハムの枝肉と。どうだい羨ましいだろう。約五キロの枝肉ともなると、部屋に置けばそこそこの存在感を発揮していて、なるほど「生ハムと同棲」という言葉を編み出した先人の気持ちがよくわかる。一応、週末に開くクリぼっち会(クリスマスにひとりぼっちの人を集める会のこと)用に買ったのだけれど、生ハムと蜜月関係にある私はクリぼっちの定義から外れるのではなかろうか。

作者/久永草太(ひさながそうた)

1998年、宮崎市生まれ。宮崎西高文芸部で短歌を始める。宮崎大学在学中は宮崎大学短歌会で活動、第三十四回歌壇賞を受賞する。現在は牧水・短歌甲子園OBOG会「みなと」、「現代短歌 南の会」、「心の花」所属。獣医師。

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