No.594/2025年8月16日【向日】 向日性なければ真直ぐに立てるのみ真夏も「鍋焼きうどん」の幟

久永草太

通勤途中に立ち寄ったことのないうどん屋さんがある。どうやら鍋焼きうどんがイチオシらしく、「鍋焼きうどん」の文字と湯気立つうどんの絵のかかれた幟がたくさん立っている。冬のみならず、この猛暑の真昼も、である。根性がすごいと思う。

作者/久永草太(ひさながそうた)

1998年、宮崎市生まれ。宮崎西高文芸部で短歌を始める。宮崎大学在学中は宮崎大学短歌会で活動、第三十四回歌壇賞を受賞する。現在は牧水・短歌甲子園OBOG会「みなと」、「現代短歌 南の会」、「心の花」所属。獣医師。

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