No.723/2025年12月23日【琥珀】 前の世が琥珀の人を羨やみてせめてアンバーのウイスキー飲む

伊藤一彦

琥珀色の前世とはすごい。数千年前の前世か。わたしも霊能者に見てもらったらなんと言われるだろうか。いや、見てもらうのがこわい。クリスマスのイブのイブの今宵、ウイスキーを飲みながらせめて琥珀色の夢を見よう。虎が出てくるのはごめんだが、アンバーの人魚姫なら最高だ。

作者/伊藤一彦(いとうかずひこ)

1943年、宮崎市生まれ。「心の花」会員。「現代短歌 南の会」代表。若山牧水記念文学館長。読売文学賞、寺山修司短歌賞、迢空賞、斎藤茂吉短歌文学賞など受賞多数。

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