イザナギとニニギノミコトよろこばせひよんと旅する乃上さま
乃上さんが高千穂峰に登ったと聞いて驚いた。相当に登りがいのある山である。私も以前に登ったことはあるが、上りも下りも一苦労だった。それにしても、今回の乃上さんの旅は二つの高千穂を一気に尋ねるという見事なもので感心した。乃上は「すなわはち神」ともよむことができるなあ。
作者/伊藤一彦(いとうかずひこ)
1943年、宮崎市生まれ。「心の花」会員。「現代短歌 南の会」代表。若山牧水記念文学館長。読売文学賞、寺山修司短歌賞、迢空賞、斎藤茂吉短歌文学賞など受賞多数。
コメント