湯あがりの頬のほてりの鎮まらず大淀川の淡き夕やけ
牧水祭に参加させていただいた。シンポジウムの前日の夕方に宮崎に着いて、大淀川沿いのホテルに宿泊した。たまゆらの湯という温泉が好きで、宮崎に来れば必ずこの温泉に入る。美肌になると聞くので、ついつい長めに浸かってしまう。身体を火照らせたまま大淀川を眺める。淡いピンク色の夕やけがきれいだった。
作者/乃上あつこ(のがみあつこ)

1976年、横浜市生まれ。東京女子大学文理学部卒。中国留学を経て現在は銀座の美容施設に勤務。2014年から短歌を始め、第三十一回玲瓏賞受賞。現在は玲瓏、現代短歌南の会「梁」、牧水研究会に所属。
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