まどろみはまるくひろがる夏の葉と秋の葉あそぶ日向の真昼
明日の牧水祭に向けて、宮崎県日向市に来ている。まだ蒸し暑い中にも、樹々の葉はところどころ色づいて秋を感じさせる。前日の今日は、若山牧水生誕140年記念の講演とシンポジウムが行われる。伊藤先生の講演の後、大口玲子さん、久永草太さんと共に牧水の歌の魅力を語り合う。私の担当は、恋の歌。牧水さんが聞いていると思うとドキドキする。
作者/乃上あつこ（のがみあつこ）
1976年、横浜市生まれ。東京女子大学文理学部卒。中国留学を経て現在は銀座の美容施設に勤務。2014年から短歌を始め、第三十一回玲瓏賞受賞。現在は玲瓏、現代短歌南の会「梁」、牧水研究会に所属。
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