キーボード壊れて打てぬ読点のあまた星産むごとき苛立ち
パソコンのキーボードが壊れてしまって「、」が反応しない。ここひと月は5回くらい連打したら一文字打てるという具合だったのだけれどいまや完全にシカトされている。仕方なく他の文章の「、」をコピペしてなんとか文章を書いているけれどずいぶんとストレスが多い。それだけ「、」を使っているということなのだろう。これからは「、」を打てる喜びと有り難みを噛み締めながら読点に頼りすぎない書き手を目指したい。
作者/久永草太（ひさながそうた）
1998年、宮崎市生まれ。宮崎西高文芸部で短歌を始める。宮崎大学在学中は宮崎大学短歌会で活動、第三十四回歌壇賞を受賞する。現在は牧水・短歌甲子園OBOG会「みなと」、「現代短歌 南の会」、「心の花」所属。獣医師。
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