極月になほ咲きてゐるりんだうのさみしきときはむらさき消しぬ
高千穂峰に竜胆が一輪咲いていたという。南九州の山ならではと思うが、それにしてもよく咲いていたものだ。仲間はすでに枯れてしまったようでさみしいが、来年の再会は約束されている。それまでさようなら。
作者/伊藤一彦(いとうかずひこ)

1943年、宮崎市生まれ。「心の花」会員。「現代短歌 南の会」代表。若山牧水記念文学館長。読売文学賞、寺山修司短歌賞、迢空賞、斎藤茂吉短歌文学賞など受賞多数。
伊藤一彦高千穂峰に竜胆が一輪咲いていたという。南九州の山ならではと思うが、それにしてもよく咲いていたものだ。仲間はすでに枯れてしまったようでさみしいが、来年の再会は約束されている。それまでさようなら。
作者/伊藤一彦(いとうかずひこ)

1943年、宮崎市生まれ。「心の花」会員。「現代短歌 南の会」代表。若山牧水記念文学館長。読売文学賞、寺山修司短歌賞、迢空賞、斎藤茂吉短歌文学賞など受賞多数。
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