霜月の深きポッケに手をうずめ土筆は土の中なに描く
裏庭をあんなにも我が物顔で茂っていたスギナは枯れはてて、地下茎で翌春のつくしんぼを育てているころだろうか。十一月は霜月だが、明日はとうとう宮崎も霜が降りる予報になっている。ずいぶん短い秋だった。
作者/久永草太(ひさながそうた)

1998年、宮崎市生まれ。宮崎西高文芸部で短歌を始める。宮崎大学在学中は宮崎大学短歌会で活動、第三十四回歌壇賞を受賞する。現在は牧水・短歌甲子園OBOG会「みなと」、「現代短歌 南の会」、「心の花」所属。獣医師。
久永草太裏庭をあんなにも我が物顔で茂っていたスギナは枯れはてて、地下茎で翌春のつくしんぼを育てているころだろうか。十一月は霜月だが、明日はとうとう宮崎も霜が降りる予報になっている。ずいぶん短い秋だった。
作者/久永草太(ひさながそうた)

1998年、宮崎市生まれ。宮崎西高文芸部で短歌を始める。宮崎大学在学中は宮崎大学短歌会で活動、第三十四回歌壇賞を受賞する。現在は牧水・短歌甲子園OBOG会「みなと」、「現代短歌 南の会」、「心の花」所属。獣医師。
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