No.647/2025年10月8日【日】 「日」の文字の地名人名おほけれど「月」の字の地名人名少なき日向

伊藤一彦

乃上さんの「二十三夜」の地名、いいですね。さすが埼玉県です。わが宮崎県は国名「日向(ひむか)」をはじめ「日」の字の地名が多い。地名だけでなく、名字も「日高」など多い。月を愛でる私は「月」の字の地名人名が宮崎に在ればと思うが残念ながらないように思う。ただ、「日向」の枕詞はあ「朝月の」だから面白い。広辞苑に「朝方の月が日と向かい合うところから、地名の日向にかかる」と説明がでている。主役は「日」だが、わるくない枕詞である。

作者/伊藤一彦(いとうかずひこ)

1943年、宮崎市生まれ。「心の花」会員。「現代短歌 南の会」代表。若山牧水記念文学館長。読売文学賞、寺山修司短歌賞、迢空賞、斎藤茂吉短歌文学賞など受賞多数。

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