No.561/2025年7月14日【駆け落ち】 それはもう前後ろなく駆け落ちるふたりのような雨脚でした

久永草太

最近の雨の振り方があまりにも情緒不安定という感じで、こちらも大変翻弄されて困っている。さっきまで晴れていたのにスーパーに着いた途端にこの雨ですよ(端的に言ってしまえば好きじゃないメンツに加えてこの雨ですよ/長谷川麟『延長戦』の本歌取り)。これも地球温暖化の影響だろうか、と思えば自業自得なので、やむまでの間しばしフロントガラスを打つ雨を見てすごす。やまねえな。

作者/久永草太(ひさながそうた)

1998年、宮崎市生まれ。宮崎西高文芸部で短歌を始める。宮崎大学在学中は宮崎大学短歌会で活動、第三十四回歌壇賞を受賞する。現在は牧水・短歌甲子園OBOG会「みなと」、「現代短歌 南の会」、「心の花」所属。獣医師。

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