No.731/2025年12月31日【一行・詩・野】 一行の詩は馬となり野を駆ける いちご畑でまた逢いましょう

乃上あつこ

「三世代のいちごつみ」が始まった頃、私は幻日を見た。場所は福岡県八女市だった。終了する今また「幻日」の話題が巡ってくるとは、運命的なものを感じてしまう。一語一語の言葉は、一行詩として出会い、たちまち幻の馬となって走り出す。幻日のように浮かび上がり、自由に駆け回るその様は私たちを魅了する。いちごを摘み合って、幻の馬を走らせた日々を忘れない。楽しくスリリングな二年間でした。伊藤先生、久永さん、ゲスト歌人の皆さん、読んでくださった皆さん、本当にありがとうございました。

作者/乃上あつこ(のがみあつこ)

1976年、横浜市生まれ。東京女子大学文理学部卒。中国留学を経て現在は銀座の美容施設に勤務。2014年から短歌を始め、第三十一回玲瓏賞受賞。現在は玲瓏、現代短歌南の会「梁」、牧水研究会に所属。

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