No.606/2025年8月28日【木立】 幾重にも椅子の年輪なぞりつつ嗚呼夏木立なりしや君も

久永草太

先週から佐藤モニカさん、若山牧水と続いて、今日は乃上あつこさんの誕生日。おめでとうございます。(椅子の「子」はあつこの「こ」から摘んだつもりです。苦しくてすみません)またひとつ歳を重ねて、みなさまがいよいよ大樹となられていくのだなあと思うと頼もしい。いつも様々なところに気を配られている乃上さんに助けられることがとても多い。佐藤モニカさんのお誕生日のことも、真っ先に察知してお祝いを企画してくださった。かすかな風にもそよぐ、鋭敏な枝葉を大きく広げた木立だと思う。

作者/久永草太(ひさながそうた)

1998年、宮崎市生まれ。宮崎西高文芸部で短歌を始める。宮崎大学在学中は宮崎大学短歌会で活動、第三十四回歌壇賞を受賞する。現在は牧水・短歌甲子園OBOG会「みなと」、「現代短歌 南の会」、「心の花」所属。獣医師。

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