伊藤一彦 No.368/2025年1月2日【撞く】 わらはべの瞳になりてみづからのたましひを撞(つ)き天に憧る わらはべの瞳になりてみづからのたましひを撞つき天に憧る 漢字には、いうまでもなく、偏と旁がある... 2025.01.02 伊藤一彦
伊藤一彦 No.366/2024年12月31日【段】 としの段(きだ)こころの段にうたの段 段あるはよし除夜の酒酌む としの段きだこころの段にうたの段 段あるはよし除夜の酒酌む 今年も今日でおわりである。この一年... 2024.12.31 伊藤一彦
伊藤一彦 No.363/2024年12月28日【指】 指一本ふるることなく終はりたる初恋あはれと思はざりけり 指一本ふるることなく終はりたる初恋あはれと思はざりけり 幾人かが集まって、初恋のことが話題にな... 2024.12.28 伊藤一彦
伊藤一彦 No.360/2024年12月25日【苺】 赤ワインがイエスの血ならば苺の赤イエス産みたるマリアの血潮 赤ワインがイエスの血ならば苺の赤イエス産みたるマリアの血潮 今日はクリスマス。イエスといえば、... 2024.12.25 伊藤一彦
伊藤一彦 No.357/2024年12月22日【天】 みづみづしき天の体のむねはどこほとはどこぞとあふげるタレス みづみづしき天の体のむねはどこほとはどこぞとあふげるタレス タレスと言えば、西洋哲学の祖であり... 2024.12.22 伊藤一彦
伊藤一彦 No.354/2024年12月19日【鹿】 夜深きにきいんきいんと鳴く鹿の声よかなしも雌雄とふいのち 夜深きにきいんきいんと鳴く鹿の声よかなしも雌雄とふいのち 鹿の声は『万葉集』に詠まれ、その伝統... 2024.12.19 伊藤一彦
伊藤一彦 No.351/2024年12月16日【カレーの香】 カレーの香キリンの黄いろ草くしやくしや毛のけむけむに恋よ来い来い カレーの香キリンの黄いろ草くしやくしや毛のけむけむに恋よ来い来い 乃上さんの歌も文章もおもしろ... 2024.12.16 伊藤一彦
伊藤一彦 No.348/2024年12月13日【結婚】 結婚は直線、曲線、はた波線、折線、螺線、渦線 いづれ 結婚は直線、曲線、はた波線、折線、螺線、渦線 いづれ 乃上さん、久永さんとわたし3人が久しぶり... 2024.12.13 伊藤一彦
伊藤一彦 No.345/2024年12月10日【スリー】 君ときには外に行きたいかクロゼットの奥にねむれるスリーピース君 君ときには外に行きたいかクロゼットの奥にねむれるスリーピース君 父は着るものに無頓着で、母はお... 2024.12.10 伊藤一彦
伊藤一彦 No.342/2024年12月7日【さいえん】 再縁の教へ子のよき妻を得て不承にあらぬ婦唱夫随よ 再縁の教へ子のよき妻を得て不承にあらぬ婦唱夫随よ 今日は第23回の「全国ふれあい短歌大会」であ... 2024.12.07 伊藤一彦