久永草太 No.202/2024年7月20日【誤差】 その猫を「しろくろ」と呼ぶじいちゃんと「さんぼんあし」と呼ぶ我の誤差 その猫を「しろくろ」と呼ぶじいちゃんと「さんぼんあし」と呼ぶ我の誤差 祖父(伊藤一彦ではなく、... 2024.07.20 久永草太
久永草太 No.199/2024年7月17日【モノマネ】 玉ねぎの縦真っ二つ幾重にもわたしはわたしのモノマネである 玉ねぎの縦真っ二つ幾重にもわたしはわたしのモノマネである 音楽の話題が続いている。高校の頃聞い... 2024.07.17 久永草太
久永草太 No.193/2024年7月11日【混じ】 殴んなら殴れよただし混じり気のない君なりの言葉でこいよ 殴んなら殴れよただし混じり気のない君なりの言葉でこいよ 基本的に悪口というのは既存の言い回しが... 2024.07.11 久永草太
久永草太 No.190/2024年7月8日【寄】 寄れば海散れば垂水(たるみ)のか細きのごとく聞きおり蝉の恋歌 寄れば海散れば垂水たるみのか細きのごとく聞きおり蝉の恋歌 宮崎は平野部でもずいぶんと蝉の声が厚... 2024.07.08 久永草太
久永草太 No.187/2024年7月5日【文字】 楔形文字のごとくに悩みいて割れば散らかる煎餅の屑 楔形文字のごとくに悩みいて割れば散らかる煎餅の屑 人類最古の文字、メソポタミア文明の楔形文字。... 2024.07.05 久永草太
久永草太 No.184/2024年7月2日【すする・夏】 むせながらそれでもすする夏の夜の明日のための霧島湯割り むせながらそれでもすする夏の夜の明日のための霧島湯割り 暑い日にあえて火のような酸辣湯麺をすす... 2024.07.02 久永草太
久永草太 No.179/2024年6月27日【向き】 ああ出来ぬ歌が出来ぬよ椅子の向き幾度も変えて終わらぬ自転 ああ出来ぬ歌が出来ぬよ椅子の向き幾度も変えて終わらぬ自転 どうしても歌ができないときがある。そ... 2024.06.27 久永草太
久永草太 No.176/2024年6月24日【窓】 迷い蜂幾度も窓にぶつかりぬ誰か諦め方を教えて 迷い蜂幾度も窓にぶつかりぬ誰か諦め方を教えて 「南に1km、東に1km、北に1km移動すると元... 2024.06.24 久永草太
久永草太 No.173/2024年6月21日【追い】 太陽に追い詰められて夏至ついに夜空の逆襲劇がはじまる 太陽に追い詰められて夏至ついに夜空の逆襲劇がはじまる 夏至である。一年で最も昼が長い日、最も夜... 2024.06.21 久永草太
久永草太 No.170/2024年6月18日【わかもの】 もやしたち君らを茹でて我は食うすまない豆のわかものたちよ もやしたち君らを茹でて我は食うすまない豆のわかものたちよ もやし一本一本を見てみる。頭がついて... 2024.06.18 久永草太