久永草太

久永草太

No.346/2024年12月11日【ピース】 結婚を不要とまでは言い切れず炒飯にグリーンピース鮮鮮(あざあざ)

結婚を不要とまでは言い切れず炒飯にグリーンピース鮮鮮あざあざ 週末に伊藤先生、乃上さんと飲んで...
久永草太

No.343/2024年12月8日【子】 忘れたくないことばかり親と子と孫と集いて忘年会は

忘れたくないことばかり親と子と孫と集いて忘年会は 忘年会という言葉がそもそもネガティブである。...
久永草太

No.340/2024年12月5日【日なた】 最近はいつも日なたで寝てばかりカルテの外であくびする猫

最近はいつも日なたで寝てばかりカルテの外であくびする猫 「体調はどうですか」と聞くと「昼間は食...
久永草太

No.337/2024年12月2日【終】 臨終に食べるんならば舞茸を天ぷらにして少しの塩で

臨終に食べるんならば舞茸を天ぷらにして少しの塩で 先日、歌集『命の部首』の重版の連絡が来た。も...
久永草太

No.335/2024年11月30日【抱きしめられて】 幾重にも抱きしめられて白菜の真中にやわくねむる白菜

幾重にも抱きしめられて白菜の真中にやわくねむる白菜 白菜がその中にある小さな白菜を抱きしめる形...
久永草太

No.332/2024年11月27日【らめ】 燗徳利の口より垂れし一滴の酒こそ知らめ冬のさみしさ

燗徳利の口より垂れし一滴の酒こそ知らめ冬のさみしさ 先日、宮崎大学の中村佳文先生と『キマイラ文...
久永草太

No.326/2024年11月21日【ラ・フランス】 吞み込んだ言葉ある夜のラ・フランス内部褐変してゆく心

吞み込んだ言葉ある夜のラ・フランス内部褐変してゆく心 好きな果物番付をつけるなら、和梨と洋梨が...
久永草太

No.323/2024年11月18日【かつて】 変わらない街ゆく嬉しさのかつて鯨の祖先歩みし陸地

変わらない街ゆく嬉しさのかつて鯨の祖先歩みし陸地 ボロボロのたばこ屋さんだとか、どういう経済圏...
久永草太

No.320/2024年11月15日【あふれ】 咳止めをあふれんばかり服(の)む人の玻璃のうつわのひび思いいつ

咳止めをあふれんばかり服のむ人の玻璃のうつわのひび思いいつ ずいぶんしつこい風邪に付き纏われて...
久永草太

No.317/2024年11月12日【にぎる】 虹色の尾を見てしまうにぎられてなお美しき車海老の尾

虹色の尾を見てしまうにぎられてなお美しき車海老の尾 これはすこぶる自慢なのだが、先日、俵さんに...
タイトルとURLをコピーしました