今日の短歌

久永草太

No.85/2024年3月25日【乳】 豆乳の甘さで煮える歳上の後輩くんの惚気話は

豆乳の甘さで煮える歳上の後輩くんの惚気話は 一度別れて、そのあと寄りを戻した歳上の後輩くん。「...
乃上あつこ

No.84/2024年3月24日【見】 血と乳のまじれる春か薄明にうすべにいろの花のいのち見ゆ

血と乳のまじれる春か薄明にうすべにいろの花のいのち見ゆ 私は以前『平家物語』を読んだ時、俊寛が...
伊藤一彦

No.83/2024年3月23日【曲】 俊寛を見捨てし二人に戦(おのの)きき倉田百三の戯曲「俊寛」

俊寛を見捨てし二人に戦おののきき倉田百三の戯曲「俊寛」 高校時代といえば、六十数年前になるが、...
久永草太

No.82/2024年3月22日【拡張】 拡張子消えてしまって開けないファイルのようなあの曲のサビ

拡張子消えてしまって開けないファイルのようなあの曲のサビ もうここまで出かかっているのだが、思...
乃上あつこ

No.81/2024年3月21日【身】 身体の拡張のごとく活字あり深淵に浮かぶイッキャクノイス(一脚の椅子)

身体の拡張のごとく活字あり深淵に浮かぶイッキャクノイス一脚の椅子 マクルーハンの『グーテンベル...
伊藤一彦

No.80/2024年3月20日【ひらがな】 ひらがなのあはさあやふさに身と心まかせ緋色の村木道彦

ひらがなのあはさあやふさに身と心まかせ緋色の村木道彦 村木道彦氏が3月3日に81歳で亡くなった...
久永草太

No.79/2024年3月19日【ひらがな】 ひらがなを書くのが苦手「ふ」が苦手どれも不服に顔そむけおり

ひらがなを書くのが苦手「ふ」が苦手どれも不服に顔そむけおり 小生、生まれながらの悪筆につき、文...
乃上あつこ

No.78/2024年3月18日【母】 ひらがなの淡き光の進軍が母の手紙につくるひだまり

ひらがなの淡き光の進軍が母の手紙につくるひだまり 母の書く字はとてもやさしい。特にひらがなで書...
伊藤一彦

No.77/2024年3月17日【母】 カラフルなケーキのちらし壁に貼りにらんでゐたる百歳の母

カラフルなケーキのちらし壁に貼りにらんでゐたる百歳の母 母は甘い物が大好きで、そのためか糖尿病...
久永草太

No.76/2024年3月16日【島】 泳ぎ着きし小島のように祖母がいて改札口で我を迎える

泳ぎ着きし小島のように祖母がいて改札口で我を迎える 飛行機で伊丹空港へ、そこからリムジンバスと...
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