今日の短歌 No.217/2024年8月4日【剃】 眉剃ればすこし涼しい眉間から狗尾草(えのころ)へ吹く風を見ている 眉剃ればすこし涼しい眉間から狗尾草えのころへ吹く風を見ている 今日は夫の誕生日なのでケーキを食... 2024.08.04 今日の短歌大森静佳
伊藤一彦 No.216/2024年8月3日【かは】 千年も万年もなき大河(おほかは)のみづ剃りあとのやうに青く輝(て)る 千年も万年もなき大河おほかはのみづ剃りあとのやうに青く輝てる 去る7月28日は宮崎県国富町の短... 2024.08.03 伊藤一彦
乃上あつこ No.215/2024年8月2日【川】 三本の川の字のごと腹筋の縦線さんぼん鏡に映す 三本の川の字のごと腹筋の縦線さんぼん鏡に映す パリオリンピックが盛り上がっている。私は新体操、... 2024.08.02 乃上あつこ
久永草太 No.214/2024年8月1日【横顔】 思い出す顔は横顔ばかりなり我ら河川敷帰宅同盟 思い出す顔は横顔ばかりなり我ら河川敷帰宅同盟 あまり人の顔を覚える才能がない。そもそも人の顔と... 2024.08.01 久永草太
乃上あつこ No.213/2024年7月31日【魚】 横顔を見せてトレイに並びいる鮮魚売り場を過ぎる横顔 横顔を見せてトレイに並びいる鮮魚売り場を過ぎる横顔 草太さんの火葬話から伊藤先生の『人間臨終図... 2024.07.31 乃上あつこ
伊藤一彦 No.212/2024年7月30日【魚】 さかなとは酒を飲むとき添へ食べる魚菜(ぎよさい)が本意 今夜何にせむ さかなとは酒を飲むとき添へ食べる魚菜ぎよさいが本意 今夜何にせむ 宮崎では晩酌のことをダリヤミ... 2024.07.30 伊藤一彦
久永草太 No.211/2024年7月29日【グリル】 魚焼きグリルの窓をいつの日かされる火葬を覗いてしまう 魚焼きグリルの窓をいつの日かされる火葬を覗いてしまう 鯵がじうじう焼けてきていい匂いがする。僕... 2024.07.29 久永草太今日の短歌
福山ろか No.210/2024年7月28日【三】 三人でグリルの炭を囲みつつここからは藤棚が見えている 三人でグリルの炭を囲みつつここからは藤棚が見えている 暑すぎる。とりあえず「暑すぎる」って言っ... 2024.07.28 福山ろか
伊藤一彦 No.209/2024年7月27日【津田梅子】 津田梅子の五千円とまれ柴三郎の千円は彼らしくて爽やか 津田梅子の五千円とまれ柴三郎の千円は彼らしくて爽やか 知人の紹介で、相澤好治著『北里柴三郎と高木兼寛』... 2024.07.27 伊藤一彦
久永草太 No.208/2024年7月26日【辺境】 辺境の小さな動物病院のレジへようこそ津田梅子さん 辺境の小さな動物病院のレジへようこそ津田梅子さん 7月3日に新札が発行されて三週間、北里柴三郎... 2024.07.26 久永草太