今日の短歌

伊藤一彦

No.197/2024年7月15日【感情】 プレスリー、ポール・アンカにニール・セダカ感情を立て聴ききサッチモも

プレスリー、ポール・アンカにニール・セダカ感情を立て聴ききサッチモも ろかさんが、電車のなかで...
福山ろか

No.196/2024年7月14日【感情】 地下鉄に目をつむりつつ感情は音楽の立体感のなか

地下鉄に目をつむりつつ感情は音楽の立体感のなか 電車での移動中、よく音楽を聞いている。無心にな...
乃上あつこ

No.195/2024年7月13日【殴】 殴るほど感情の蓋が砕かれて見知らぬわたしをわたしが撫でる

殴るほど感情の蓋が砕かれて見知らぬわたしをわたしが撫でる サンドバッグにひたすらパンチしている...
伊藤一彦

No.194/2024年7月12日【殴】 殴(う)ち合ふは友情のしるし青春のあかし されど我殴ち合はざりき

殴うち合ふは友情のしるし青春のあかし されど我殴ち合はざりき 自分の意見が絶対に正しいと思えば...
久永草太

No.193/2024年7月11日【混じ】 殴んなら殴れよただし混じり気のない君なりの言葉でこいよ

殴んなら殴れよただし混じり気のない君なりの言葉でこいよ 基本的に悪口というのは既存の言い回しが...
乃上あつこ

No.192/2024年7月10日【うつつ】 砂浜の砂に無数の細き蟹 夢はうつつの中に混じれる

砂浜の砂に無数の細き蟹 夢はうつつの中に混じれる 先週、早朝に函館の大森浜を散歩した。砂浜にた...
伊藤一彦

No.191/2024年7月9日【ごとく】 文字で逢ひ声で逢ひつつうつつには花粉のごとく君には飛ばず

文字で逢ひ声で逢ひつつうつつには花粉のごとく君には飛ばず 五月から六月にかけての半月ほどの短い...
久永草太

No.190/2024年7月8日【寄】 寄れば海散れば垂水(たるみ)のか細きのごとく聞きおり蝉の恋歌

寄れば海散れば垂水たるみのか細きのごとく聞きおり蝉の恋歌 宮崎は平野部でもずいぶんと蝉の声が厚...
福山ろか

No.189/2024年7月7日【草】 寄りつつも言えぬことばのあることの、水草の花にふる春の雨

寄りつつも言えぬことばのあることの、水草の花にふる春の雨 穏やかな小川に咲いている水草の花を見...
伊藤一彦

No.188/2024年7月6日【くさび】 草片(くさびら)を食べてからだの奥ふかく行き来させれば草文殊(くさもんじゆ)なり

草片くさびらを食べてからだの奥ふかく行き来させれば草文殊くさもんじゅなり 「楔形文字のごとくに...
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